少し前に見たテレビで放送されていたのですが、とある町で一風変わった芋ほり遠足をしている幼稚園がありました。
どんな芋ほり遠足かと言いますと、芋を掘るまでは、ほかの幼稚園の遠足と変わりありません。
他との違いは芋ほり場までの道が少し遠いのと、芋を掘ったあとの対応でした。
それは、先生達が芋を運ぶのを絶対になにがあっても手伝わないのです。
子供たちは、お父さんやお母さんをびっくりさせたり、喜んでもらうために張り切ってたくさん芋を掘ろうとします。
ですが、まだそこまで計画性のある行動をとれない年頃の子供なので、帰りにたくさんの芋を運ばなければいけないことを想定することができません。
たくさんの芋を抱えてヘトヘトになった幼稚園児たちは疲れて泣いてしまったり、座り込んでしまったり、大変な状況になってしまうのですが、それでも先生は心を鬼にして手伝うことはしません。
そのとき子供たちは、根性や計画性を学ぶことができるのですが、得るものはそれだけではありません、その得るものとは仲間を助けようとする心です。
つまり、どういうことかといいますと、あまり荷物が多くならなかった子供が他の荷物が重い園児たちの芋を自然と自ら協力して運んであげるのです。
助け合いの心や友情というのは美しいものですね。
テレビを見て私は感動してしまいました。